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たわしを大切 にした女 の子
2025-06-24 07:10:28

ある店 の主人 は、物 を大切 にしないで、すぐに捨 ててしまいました。店 の人 たちも、何 でもすぐに捨 ててしまうので、店 の裏 にはたくさんのごみがありました。ある夜 、店 の番頭 さんが仕事 をしていると、天井 の上 から声 が聞 こえました。番頭 さんが見 ると、急須 や提灯 、そろばん、わらじの顔 をした神様 が話 しをしていました。「この店 の人 たちは何 でもすぐに捨 てるから困 っている」と話 していました。そして、「この店 を焼 いてしまおう」と言 いました。番頭 さんが驚 いていると、「私 は反対 だ」と言 う神様 がいました。たわしの神様 でした。「この店 にいる女 の人 が、たわしを大切 にしている。だから、焼 くことはできない」と言 いました。ほかの神様 は、焼 くのをやめました。次 の日 、番頭 さんと主人 は、たわしを大切 にしている女 の人 にお礼 を言 いました。女 の人 は「たわしは特別 な道具 ではないけれど、大切 に使 うと長 く使 うことができます」と言 いました。番頭 さんと主人 は、物 を大切 にするようになりました。
ソース:NHK ニュース