アメリカのアラバマ州で、3歳の男の子が高い気温の車の中に何時間も残されて、亡くなりました。男の子はカトリアス・スタークス・ジュニア君です。男の子は保育園に行くため、州の契約業者の職員と一緒に車に乗っていました。しかし、職員は男の子を車の中に残したまま、自分の用事をしてしまいました。
その日はとても暑く、外の気温は約34度から36度でした。車の中はもっと暑くなります。男の子は午後0時半から5時半まで、車の中に一人でいました。職員は自分の家の前に車を止め、窓を閉めてエンジンも切っていました。
保育園から「なぜ戻ってこないのか」と連絡があり、職員はその時初めて男の子が車の中にいることに気づきました。すぐに助けを呼びましたが、男の子は午後6時すぎに亡くなりました。
家族の弁護士は「こんなことは絶対にあってはいけない」と話しています。アラバマ州で今年、暑い車の中で子どもが亡くなったのは初めてですが、アメリカ全体では今年すでに16人の子どもが同じように亡くなっています。