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日高ひだかとうげおおきな

2025-07-27 07:10:03

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むかし和歌山わかやま釜中かまなかむら惣七そうしちという猟師りょうしがいました。ある惣七そうしち日高ひだかとうげいのししちにきました。いつもやまかみさまにおまいりしてからやまはいりますが、そのやま入り口いりぐちいのししつけたので、おそなもの野菜やさいとして、すぐにいのししいかけました。

いのししさがしていると、きゅうそらくらくなり、つめたいあめってきました。惣七そうしちいそいでやまりましたが、途中とちゅうちいさな炭焼すみや小屋ごやつけました。なかにはおばあさんがひとりいていました。ばあさん惣七そうしち煮物にものしてくれました。惣七そうしち不思議ふしぎおもいながらも、ありがたくべました。

しばらくすると、おばあさんは「まきひとれるとにばいふたれるとさんばい」といながら、どんどんおおきくしました。そして突然とつぜん惣七そうしちつよたたきました。惣七そうしちとてもこわくなり、小屋ごやからしました。

山道やまみちはしっていると、いっけんいえがあり、なかにはわかむすめがいました。むすめ惣七そうしちあたたかいしるしてくれました。惣七そうしちさっきはなしむすめにしましたが、しるなか野菜やさいがさっきのおばあさんの煮物にものおなじだとづきました。そのときむすめかおわり、「おばあさんのわたしどっちおおきい?」とって、おおきくして惣七そうしちつかまえようとしました。

惣七そうしちまたげましたが、とうとうつかまってうしないました。がつくと、やま入り口いりぐちほこらまえたおれていました。そなもの野菜やさいらばっていました。惣七そうしちは、やまかみさまにおまいりしなかったことを反省はんせいし、ほこらまえわせて感謝かんしゃしました。
ソース:NHK ニュース