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ききょうのはなみっつのやま物語ものがたり

2025-04-26 07:10:29

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むかし由布ゆふさん住山くじゅうさんというふたつのやませいがいました。ふたりうつくしい鶴見つるみさんひめきになりました。由布ゆふさんせいは、鶴見つるみさんひめちいさいころからともだちで、ずっとひめのことがきでした。あるあき住山くじゅうさんせいたびをしていて、鶴見つるみさんひめいえまりました。住山くじゅうさんせいは、ひめてすぐにきになり、「わたしつまになってください」といました。ひめその言葉ことばこころうごかされ、結婚けっこん約束やくそくをしました。住山くじゅうさんせいはうれしくて、自分じぶんくにかえり、結婚けっこん準備じゅんびはじめました。由布ゆふさんせいとてもかなしくなりました。でもひめきれいなききょうのはな手紙てがみおくりました。「とおくにっても、このやまはなわすれないでください」ときました。ひめ由布ゆふさんせいのやさしさをおもし、自分じぶん由布山ゆふさんせいきだとづきました。ひめはすぐに由布ゆふさんせいのところへきました。つぎ住山くじゅうさんせいひめをむかえにましたが、ひめはいませんでした。ひめからの手紙てがみんで、住山くじゅうさんせいはさびしい気持きもちになりましたが、なにわずにかえりました。そのとき住山くじゅうさんなみだが、いま志高しだかこになったとわれています。いまでも由布ゆふさん鶴見つるみさんなかよくならんでいます。
ソース:NHK ニュース