2023年、サハラ砂漠で二つの隕石が見つかりました。研究者たちは、この隕石が水星から来たかもしれないと言っています。もし本当なら、これは初めて見つかった水星のかけらになります。水星は太陽にとても近いので、探査機で調べるのはとても難しいです。今までに水星に行った探査機は三つだけです。水星については、まだよく分かっていません。
この二つの隕石は「北西アフリカ15915」と「クサール・ギラーヌ022」と呼ばれています。研究者のライダーストークスさんは、隕石の中にカンラン石と輝石という鉱物があることを見つけました。これらは水星にもある鉱物です。しかし、隕石ができた時期が水星の表面より5億年も古いので、本当に水星から来たかどうかはまだ分かりません。
今までにも水星から来たかもしれない隕石がありましたが、分析の結果、水星のものではないと分かりました。これから新しい探査機が水星を調べる予定です。もしこの隕石が水星から来たと分かれば、水星についてもっと知ることができるでしょう。