News
Show Furigana

キツネとぼうさんのやさしいはなし

2025-07-15 07:10:29

avatar
むかし東京とうきょう中野なかのぼうさんがいました。ぼうさんは修行しゅぎょうをしていましたが、まわりにひとがいないのでさびしくかんじていました。
あるぼうさんが野原のはらいしほとけをつくっていると、キツネがました。キツネはしばらくぼうさんをてからかえっていきました。
そのあと、キツネはまたました。ぼうさんはキツネにかきをあげました。キツネはべてからかえっていきました。
それから、キツネは毎日まいにちるようになりました。ぼうさんは自分じぶんものけてあげました。キツネはひるいつもぼうさんのそばにいて、夕方ゆうがたなるかえっていきました。
あるあきぼうさんは用事ようじがあってまちきました。かえると、いえがついていて、キツネがっていました。その、キツネはぼうさんのいえまりました。
ゆき、キツネが「ぼうさん、このふくろこめ小豆あずきはいっているから、かゆつくってください。さむいからかゆべてあたたまりましょう」といました。
ぼうさんとキツネは仲良なかよ小豆あずきがゆべました。そのよる、キツネは「ぼうさんに恩返おんがえしがしたい」といました。ぼうさんは「火事かじにあわないこと、みずなつつめたくふゆあたたかければいい」といました。
そのときから中野なかのみずなつつめたく、ふゆあたたかくなって、火事かじあまりこらなくなりました。
ソース:NHK ニュース