昔、南の海の近くに、サザエを取って生活している村がありました。この村に五郎太という若い男がいました。五郎太は、毎日たくさんのサザエを取って村の人に自慢していました。そして、村の約束を守らないで、今年は行ってはいけない島に行ってサザエを取りました。
五郎太は、たくさんのサザエを取って船に乗せました。船が重くなったので、近くの島に行って休むことにしました。そして、サザエを焼いて食べようとしました。しかし、焼いたサザエの中身がなくなっていました。
五郎太は、船の鉄の輪から火の近くを見てみました。すると、白い髪の細いおじいさんが焼いたサザエの中身を食べていました。五郎太は、このおじいさんが海に住んでいる海じじいだとわかりました。海じじいは人を食べると言われています。五郎太は急いで船を出して逃げました。
五郎太は、村の浜辺で倒れていました。怖かったので、髪が白くなっていました。