イギリスのケンブリッジ大学は、中世のロンドンで起こった殺人事件を調べました。事件が起こったのは1337年の5月で、今から688年ぐらい前です。大学が見つけた古い資料には、事件のあと、ロンドンの警察が調べたことが書いてありました。事件は、たくさんの人が歩いている通りで起こりました。男の人たちが聖職者のジョン・フォードさんを囲んで、フォードさんの首やおなかを刺して逃げました。フォードさんは亡くなりました。警察は男の人たちの名前を見つけましたが、捕まったのは1人だけでした。大学は、フォードさんを殺すように言ったのは、エラ・フィッツペインという女性だと考えています。フィッツペインはお金と力がある貴族でした。フォードさんはフィッツペインの愛人でした。しかし、フォードさんがフィッツペインの悪いことを教会に知らせて、2人の関係は悪くなりました。フィッツペインは、フォードさんに復讐するために殺したと大学は考えています。