イギリスの研究で、ほとんど加工されていない食品(最小加工食品)を食べると、「健康的」超加工食品を食べるよりも、2倍多く体重が減ることがわかりました。研究では、太りすぎの人たちが8週間、最小加工食品と超加工食品のどちらかを食べました。その後、グループを入れ替えて、もう一方の食品も8週間食べました。
最小加工食品を食べた人は、体重が2%減りました。これは1年で男性なら13%、女性なら9%の減量になると考えられます。最小加工食品は、果物、野菜、肉、牛乳、卵など、あまり加工されていない食品です。超加工食品は、工場で作られた食品で、添加物が多く使われています。
この研究では、どちらの食事もイギリスの健康ガイドラインに合ったものでした。しかし、最小加工食品を食べた人の方が、1日に食べるカロリーが少なくなり、体重と体脂肪がより減りました。専門家は、「食品を選ぶときは、塩分、脂肪、糖分が少なく、食物繊維が多いものを選ぶことが大切です」とアドバイスしています。