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51が隅の攻め合いの手数を伸ばす意表をついた手で、これへの応手を白が誤り、もともと白のシマリだったところが黒有利な1手ヨセコウとなって、黒が大優勢になった。黒は白に損コウを打たせたことで、コウは白に譲り、右下、左上、中央の大どころを打って、その後も手堅い着手に終始し、差は縮まったが、237手まで黒中
上辺の模様が大きくなった。続いて黒21の切りがきびしく、黒25が「さすが秀行」と言われた好手で、黒37まで優位に立った。第2図、白△(108手目)が非勢を打開するための勝負手で、黒1から5とコウになり、白14がコウ立てになっていない手で、黒は2に継ぐことができたが、15と受けてしまった。この後黒はコ
まで細碁の局面で進むが、図の白1(128手目)から白3が好手で、先手で白Aと打つ大きなヨセを残し、これに対する黒4が形勢不利を承知で覚悟を決めた「隠忍自重」の手と観戦記に書かれた。しかしこの後の折衝で黒はAの右に守る手順を得て、優勢となる。262手完、黒3目半勝。
日本棋院・関西棋院の棋士の初段以上。 予選は、初段から四段までの低段者による第一次予選、及びその勝抜き者と五段から七段までの高段者による二次予選を行う。二次予選の勝抜き者5名と、八、九段棋士と本因坊経験者を加えた計12名で3回戦を行い、この2勝者6名と前期挑戦者を加えた7名で挑戦者決定リーグを行う。 コミは4目半。 持時間は、リーグ戦、挑戦手合は各10時間。
黒が優勢となる。最後は中央の白の大石が死に、209手まで黒中押勝ちして橋本は面目を保った。 七番勝負で貝塚茂樹、高坂正顕は熱心に観戦し、高坂は岩本が苦吟する姿を見て「棋譜になってしまえば対局中の深刻な趣きは殆ど失われる。対局中は一手一手が危機の突破であり創造であり、問題的な未来であるのに、棋譜ではそ
いと見てひねったが、白4、黒7の交換がつらい形。白10では15に飛ぶのがよく、黒11から17と絶好の攻めに回った。その後も黒は優勢に進めたが、徐々に緩着が出て、終盤で白が逆転した。局後島村は「顧みて本局は布石に黒順調であったが、あまりに大事をとってしばしば戦機を逸したため次第に細碁の形勢となり、白7
に有名な「高川の尻抜け」と呼ばれる見損じがあり、橋本中押勝。高川は緊張して食事もほとんど喉を通らず、打掛けの夜も一睡も出来ず鼻血を出したほどだった。 2局目は白番高川が、ゆっくりしたコミにかける打ち方で勝ち、橋本はこの碁の局後に「まるでぬるま湯につかっているみたいだ」と評した。
方面を広げようとするが、黒1(31手目)、白2の時に、黒3、5と切って行ったのが、絶妙な捨て石作戦で、囲碁界を驚かせた。3で黒17、白4となるのは平凡策。白22まで黒5子は取られているが、黒21、23と中央を大きく構えて優勢となった。白12黒13を利かしてシメツケを防いだが、左上のダメが詰まったため