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※一※ （名）

(1)ねどこ。

(2)ゆか。

「～ニフス/ヘボン」

※二※ （接尾）

助数詞。 病院などで， 病人用のベッドの数を数えるのに用いる。

(1)建物で， 根太(ネダ)で地面より高く持ち上げ， 板などを敷いて人が立ったり座ったり， 物を置いたりする平面。 また広く， 建物の空間を水平に仕切る底面で， その上を人が動き， また， 物などを置く所。

(2)古く， 一段高く構えて寝所としたところ。 浜床など。

(3)劇場で， 浄瑠璃を語る太夫や三味線ひきが座る場所。 高座。 ちょぼ床。

(4)川の流れの上に， 料亭などが張り出して設けた納涼のための桟敷(サジキ)。 京都の鴨川・貴船川のものが著名。 床涼み。 川床(カワユカ)。 ﹝季﹞夏。 《おのづから木蔭が～を蔽ひたる/高浜年尾》

(1)寝るために設けるところ。 ねどこ。

「～を敷く」「～を延べる」

(2)病気のからだを横たえるところ。 病床。

「～にふせる」「～上げ」

(3)「床の間」の略。

「～飾り」「～柱」

(4)畳の下地。 畳のしん。

(5)ゆか。

「ポムペイにありといふ～にも， かく美しき色あるはあらじ/即興詩人（鴎外）」

(6)苗を植えつけ育てるところ。 苗床。

(7)河川の底。

「川～」

(8)鉄床(カナトコ)のこと。

(9)桟敷。 涼みどこ。 ゆか。

(10)男女の共寝。 また， 閨房のあしらい。

「～上手」

(11)和船の最後部にある床船梁(トコフナバリ)の略。 中央に舵を設けるため舵床ともいう。

(12)「髪結い床」の略。 とこや。

(13)牛車(ギツシヤ)の， 人の乗る上部の部分。 屋形。 くるまばこ。

「御車の～かきおろしておはしまさせ給/栄花（嶺の月）」

(1)寝床に入る。 寝る。 就寝する。

(2)病気になって寝る。

(1)寝床から離れる。 起きだす。

(2)男女の関係が絶える。

「年ごろあひ馴れたる妻， やうやう～・れて， つひに尼になりて/伊勢 16」

夫婦が長い年月つれそう。

「年ふれどいかなる人か～・りてあひおもふ人に別れざるらむ/拾遺（哀傷）」

(1)寝具をかたづける。

(2)病気が治って病床を離れる。

布団を敷いて寝られるようにする。

病気が治って， 寝ていた布団を片付ける。