北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏は、韓国について「今も敵だ」と言いました。そして、どんな提案があっても、韓国と話し合うつもりはないと発表しました。これは、北朝鮮が新しい韓国政府に対して初めて公式に意見を言ったものです。
最近、韓国では李在明(イ・ジェミョン)大統領の新しい政権が始まりました。新しい政府は、朝鮮半島の緊張を少なくするために努力しています。たとえば、非武装地帯(DMZ)での拡声器放送や、北朝鮮に向けたビラの配布をやめました。
しかし、金与正氏は、韓国がアメリカと強い同盟を続けているので、南北関係はよくならないと言いました。また、北朝鮮は今年、平和統一の考えをやめて、韓国との敵対的な行動を強めています。
韓国政府は、「北朝鮮の反応にあまり心配せず、朝鮮半島の平和のために努力を続ける」と話しています。