新しい研究で、人間の精液と卵胞液からマイクロプラスチックが見つかりました。マイクロプラスチックは、とても小さいプラスチックのかけらで、海や水、食べ物だけでなく、人間の体の中にもあることが分かっています。
この研究では、25人の女性の卵胞液のうち69%、18人の男性の精液のうち55%からマイクロプラスチックが見つかりました。卵胞液は、卵子のまわりにある液体です。研究者によると、マイクロプラスチックは食べ物や水、空気から体に入り、血液を通して体のいろいろな場所に行くことができます。
マイクロプラスチックは、肺や胎盤、脳、精巣などでも見つかっています。しかし、マイクロプラスチックが人間の健康にどんな影響を与えるかは、まだよく分かっていません。プラスチックの中の化学物質が体に悪い影響を与えることもあるそうです。
今回の研究では、卵胞液や精液の中にいくつかの種類のマイクロプラスチックがあることが分かりました。卵胞液の方が精液よりもマイクロプラスチックが多かったです。研究者は、今のところこの発見についてとても心配する必要はないと言っていますが、これからもっと研究が必要です。