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日本生産性本部 新会長に東京電力HD会長の小林喜光氏が就任
2025-06-11 08:55:17

日本生産性本部の新しい会長に東京電力ホールディングス会長の小林喜光氏が就任し、生成AIなどのデジタル技術を生産性の改革に活用することで人々が感じる幸福度を向上させたいと抱負を述べました。
日本生産性本部は、日本の経済発展に向けて経済界と労働界、それに学識経験者が共同で提言などを行う団体で、11日、評議員会と理事会を開き、茂木友三郎会長が退任して、東京電力ホールディングス会長の小林氏が新しい会長に就任しました。
小林氏は就任会見で「世界は歴史的な転換点を迎え、いわゆるトランプ関税により、国際的な経済秩序の分断をも生みかねない様相だ。起こりうることを想像して今すべきことを思考する『未来から学ぶ』姿勢で改革を推進しなければならない」と述べました。
そのうえで、「生成AIなどの技術がすさまじいスピードで進化し、デジタルやAI時代にふさわしい形に日本列島を改造していく必要がある。また、経済の舞台が『モノ』から『コト』へ移り、今後はウェルビーイングや文化・コンテンツ、食など、GDPのような従来の指標には表れない『ココロ』や『感性』が付加価値となる時代に入る。この価値を豊かさに結び付け、労働生産性とは何かという根源的な問いにも挑みたい」と抱負を述べました。
ソース:NHK ニュース