昔、ある村に川婆さんと呼ばれるおばあさんがいました。おばあさんは、毎日、川をきれいにしていました。
村の人は、おばあさんのことをばかにして、川にごみを捨てていました。おばあさんは「水を汚したら、神様が怒るよ」と言いましたが、村の人は聞きませんでした。
ある年、雨が降らなくなりました。村の人は困りましたが、おばあさんは、神様に謝って祈りました。すると、雨が降ってきました。しかし、村の人はまた川にごみを捨てました。
すると、たくさんの雨が降って、川があふれました。村の人は逃げましたが、おばあさんは、神様の前で祈っていました。すると、大きな虹が出て、おばあさんは虹の上を歩いて、村の人のいる所まで行くことができました。
村の人は、自分たちの悪い行いを恥ずかしく思いました。そして、川をごみで汚すことはなくなりました。